働きやすさは?

他の診療科に比べて体力的に楽な職場だといわれている眼科ですが、それ以外にも眼科で働くメリットはたくさんあります。ひとつずつ見ていきましょう。

働きやすさは?

残業や夜勤が少ない

眼科は残業や夜勤が少ない診療科です。急患も少なく、タイムスケジュールがほとんど変化しません。また、街のクリニックの大半は入院や手術の設備はなく外来業務のみです。入院中の患者のケアや術後管理などの業務が一切ないため夜勤がなく、残業もほとんどありません。精神的な負担が少なく安定的に働きやすい職場であるといえるでしょう。多くの看護師から人気があるのも頷けます。
ただし、規模の大きな総合病院などでは病棟業務や手術室業務もあります。眼科手術ができる場所が限られているため、1日の手術件数は多めです。1日に5件以上の手術が行われることも珍しくありません。そのような場合は残業になることもあります。また、入院中の患者のケアをしなければならないため日勤だけではなく夜勤もあります。
同じ眼科でも残業や夜勤の多さには差があります。眼科への転職を考えているのなら、希望条件やキャリアプランに合わせて職場を選ぶようにしましょう。

残業や夜勤が少ない

急変リスクのある患者がいない

病院の規模にもよりますが、眼科を受診する患者の大半は症状が軽度です。患者の状態が急変して重篤化したり、死に直面したりする機会はほとんどありません。患者が健康を取り戻すようにケアするのが仕事である看護師にとって、患者の死亡や急変は精神的に大きな負担となります。メンタルに不安がある看護師にはおすすめできる職場です。

急変リスクのある患者がいない

力仕事がほとんどない

手術の設備がない街のクリニックで対応するのは軽度の疾患ばかりです。眼の疾患はあるもののそれ以外は健康な人がほとんどです。移動するのに介助する必要もありません。手術を行っている時のように長時間立ち続けることもなく、それほど体力を必要とする仕事もありません。力仕事が苦手な人や体力不足に悩んでいる人は働きやすいでしょう。
しかし、生活に支障をきたすほど大きな眼の疾患を抱えている患者もいます。生活がままならないことにストレスや不安を感じているため、丁寧なメンタルケアが必要です。

力仕事がほとんどない

仕事に物足りなさを感じることもある

眼科はどうしても検査業務が中心になってしまいます。繊細な器械を扱うため操作には十分な注意を払わなければなりませんが、業務を繰り返すうちに次第に慣れてきます。慣れてしまうと単調な作業の繰り返しになってしまうため、やりがいや達成感が感じにくくなるという人もいます。

仕事に物足りなさを感じることもある

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