必要なスキル
看護師から人気が高い眼科ですが、眼科で働くにあたって必要なスキルとは何でしょうか。看護師の資格があれば眼科で働くことは可能ですが、キャリアアップも考えているのならさらに活躍できる資格を取得しておくと有利になります。
特に必要な資格はない
眼科で扱っている器械は他の診療科では見られない繊細なものばかりです。例えば、細隙燈顕微鏡といわれる眼を細部まで確認するための拡大鏡や、眼底を撮影する眼底カメラ、緑内障を検出する自動視野計など、眼科にしか導入されていない操作が複雑な器械がたくさんあります。眼科で働くならこれらの器械がどのような役目を果たしているのかをきちんと理解しておかなければなりません。働きながら徐々に使い方をマスターしていく人がほとんどですが、病院によっては看護師の他に視力検査や眼圧検査を主に行う視能訓練士もいます。視能訓練士については以下のサイトで詳しく説明していますので参考にしてください。
眼科の経験がなくても大丈夫
眼科特有の検査も多いため、経験がなければ難しいと考えている人もいるかもしれません。確かに眼科の経験があれば優遇されますが、多くのクリニックでは働きながら学べばよいとしています。そのため、採用時点での経験や資格の有無は特に問われません。やる気や今後の成長が感じられる人は採用される確率が高いため、意欲があることをアピールするといいでしょう。
内科の勤務経験があると重宝される
眼科では内科の経験も意外と役に立ちます。眼科疾患の中には糖尿病などの内科疾患に由来するものも多く、内科で学んだ知識や技術、経験が眼科にも関連しているためです。また、他の診療科に比べて注射や点滴といった一般的な看護業務が少ないとはいえ、多少はあります。しかし、頻度が少ないため苦手としている人も多いようです。内科では注射や点滴は日常的に行われている一般的な業務のためその技術に長けている人も多いことでしょう。注射や点滴が得意な人は重宝される傾向があります。
キャリアアップを目指すなら
眼科でのキャリアアップを考えているのなら上記で紹介した視能訓練士や糖尿病認定看護師や感染管理認定看護師、緩和ケア認定看護師などの資格を取得するといいでしょう。眼科で働く看護師に必須な資格ではありませんが、持っていれば待遇面が優遇されます。
資格を取得するには決められたカリキュラムを学び、試験に合格しなければなりません。働きながら取得するのは大変ですが、病院によっては資格取得を応援してくれる制度を設けているところもあります。さらなるスキルアップを目指してこれらの資格を取得する人もいます。
